サブプライム向け住宅ローンとは

サブプライム向け住宅ローンとは

「サブプライム向けローン」は 1980 年代に登場し、住宅ローン以外に自動車ローンやカードローンもありますが、大部分は住宅ローンです。

「サブプライム向け住宅ローン」とは、「アメリカの信用度の低い個人向け住宅ローン」のことです。

「信用度の低い個人」には、以下の人々が含まれます。

  • クレジットカードの返済が遅れたことのある人
  • 低所得者
  • 破産したことのある人
  • 担保を差押さえられたことのある人

日本では、クレジットカードを使って買い物をした後、銀行口座の預金残高が不足して引落しができないことが続くと、金融機関からの信用が失われて住宅ローンを組めなくなることがあります。

また、クレジットカードの使用履歴に問題がなくても、本人の収入などには厳しい審査があります。

しかし、アメリカでは、このように金融機関からの信用度が低くても、高い金利さえ払えば住宅ローンを契約できます。

「プライム向け住宅ローン」という「アメリカの信用度の高い個人向け住宅ローン」があるので、「下」を表す接頭語の sub- を付けて「サブプライム向け住宅ローン」と名付けられました。

連邦準備制度理事会 Federal Reserve Board (FRB) によれば、サブプライム向け住宅ローンが問題になるまで、プライム向け住宅ローンとの金利差は約 2 % でした。

日本でも、消費者金融のキャッシングのように「高金利の代わりに簡単な審査でお金を借りられるキャッシング」があるので、その住宅ローン版と考えられるでしょう。

FRB がフェデラル・ファンド金利(FF レート)の誘導目標を 1.0 % としていた 2003 年 6 月〜 2004 年 5 月には、各金融機関は「頭金不要」「所得証明不要」などとして、サブプライム向け住宅ローンの販売を促進しました。

更に、「収入なし、仕事なし、資産なし No Income, No Job, No Asset」の申込者を対象とする「NINJA ローン」も現れました。

サブプライム向け住宅ローンの利用者は、アメリカの住宅ローン利用者の 15 % と言われています。