サブプライム向け住宅ローンとペイメント・ショック
サブプライム向け住宅ローンでは、以下の返済方法が多く用いられます。
- インタレスト・オンリー Interest-Only
- 利息だけを支払う
- オプション ARM (Option Adjustable Rate Mortgage)
- 返済方法選択式変動金利ローン(返済を利息のみにするか元金も含めるか決められる)
これらは最初の数年間は少ない返済額で済みますが、その後は貸出条件の見直しが行われるため、返済額の増加という「ペイメント・ショック」が危惧されています。
2006 年に残存していたオプション ARM について、貸出実行年ごとのローン残存率を計算すると、以下のようになります。
| オプション ARM 貸出実行年 | ローン残存率 |
|---|---|
| 2003 年 | 10.5 % |
| 2004 年 | 27.4 % |
| 2005 年 | 65.3 % |
この表から分かるように、住宅価格が上昇していた時期は問題がありませんでしたが、その後、一部の都市では緩やかな下落が始まり、サブプライム向け住宅ローンの返済延滞に直結しています。
アメリカの貯蓄金融機関監督庁によれば、2007 年に貸出条件の見直しを迎えるサブプライム向け住宅ローンは 5670 億ドルで、アメリカの家計の可処分所得(2007 年 1 〜 3 月期)の 5.8 % にも相当します。
そこで、サブプライム向け住宅ローンの証券化に関わっている連邦住宅抵当公庫(ファニー・メイ)は、民間金融機関や債権回収業者を巻込む貸出条件の見直しや借換促進策を発表しています。
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